【 第5回 】脂質とたんぱく質は、体の中で何を支えているのでしょうか?
「脂質=太る」という考えは、なぜ広まったのか
長い間、脂質は 「太る原因」 「控えるべきもの」 として扱われてきました。 しかし分子栄養学の視点で見ると、 脂質は単なるエネルギー源ではありません。 細胞膜の主成分 ホルモンの材料 神経伝達の土台 炎症を調整する因子 つまり脂質は、 体の構造そのものを支える存在です。 脂質が悪者扱いされてきた背景には、 前回までにお話ししたような 低脂肪・高糖質を正当化する栄養政策の流れがありました。
脂質は「燃やせるかどうか」がすべて
脂質が問題になるのは、 **脂質そのものではなく、「使えない状態」**です。 インスリンが高い状態では、 脂肪分解は抑えられ、 脂質は燃料として使われません。 その結果、 脂肪がたまる エネルギー不足を感じる さらに糖質を欲する という悪循環が生まれます。 ケトジェニックダイエットは、 脂質を「ためる対象」ではなく 「使えるエネルギー」に戻すための食事法です。
たんぱく質は「体を動かす設計図」
たんぱく質は 筋肉の材料、というイメージが強いかもしれません。 しかし実際には、 酵素 ホルモン 神経伝達物質 免疫物質 体内で働く多くの分子は、 たんぱく質から作られています。 たんぱく質が不足すると、 代謝を回すための“道具”そのものが足りなくなります。 糖質を減らすなら、 たんぱく質をしっかり確保することが不可欠なのです。
脂質+たんぱく質はホルモンを安定させる
脂質とたんぱく質を中心にした食事は、 血糖値を大きく動かしません。 その結果、 インスリン分泌が安定する 空腹ホルモンの暴走が起きにくい 満腹感が持続しやすい これは「我慢」ではなく、 体が自然に落ち着く状態です。 今回の栄養ガイドラインで たんぱく質の重要性や 脂質を一律に否定しない姿勢が示されたことは、 この生理的な仕組みと矛盾しません。
ケトジェニックは「体を楽にする食事」
ケトジェニックという言葉から、 ストイックさや制限の厳しさを想像する人もいます。 しかし本質は、 体に無理をさせないエネルギーの使い方です。 血糖値を追いかけない ホルモンを酷使しない ミトコンドリアを安定して働かせる 脂質とたんぱく質は、 そのための“土台”となる栄養素です。
次回は、 「では私たちは、新しい栄養ガイドラインをどう活かせばいいのか?」 政策と個人の体の間にある距離を、整理していきましょう。
八戸市のパーソナルジム、クアルトにはケトジェニックダイエットアドバイザーがおります。
CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning
住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205
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