PMSのはなし【第1回】PMSとは?「ホルモンだけ」が原因ではありません

query_builder 2026/08/03
PMSのはなし【第1回】PMSとは?「ホルモンだけ」が原因ではありません

PMSとは?「ホルモンだけ」が原因ではありません


「生理前になるとイライラする」「甘いものが無性に食べたくなる」「気分が落ち込んで何もやる気が出ない」──そんな経験はありませんか?

これらはPMSPremenstrual Syndrome:月経前症候群)と呼ばれ、生理が始まる310日前頃から心や体にさまざまな不調が現れ、生理が始まると自然に軽くなるのが特徴です。

症状は人によってさまざまで、頭痛やむくみ、眠気、腹痛、胸の張りといった身体症状だけでなく、イライラや不安、気分の落ち込み、集中力の低下など精神的な症状が現れることも少なくありません。


ホルモンだけが原因ではない?


一般的には、「女性ホルモンの変動が原因」と説明されることが多いPMSですが、実はホルモンの変動そのものは多くの女性に共通して起こる生理的な現象です。

では、なぜ症状がほとんど出ない人もいれば、日常生活に支障が出るほどつらい人もいるのでしょうか。

分子栄養学では、その違いを「ホルモンの変化に対して体がどれだけ対応できる状態にあるか」という視点で考えます。

つまり、ホルモンだけではなく、体内の栄養状態や代謝の働きが症状の現れ方に大きく関わっている可能性があるのです。


栄養不足が症状を強くすることも


私たちの体では、ホルモンや神経伝達物質が毎日作られています。その材料となるのがタンパク質や脂質、ビタミン、ミネラルです。

例えば、鉄やマグネシウム、ビタミンB群、亜鉛などが不足すると、脳内の神経伝達物質が十分に作られにくくなり、気分の落ち込みやイライラを感じやすくなることがあります。

また、血糖値が乱高下しやすい食生活では、生理前に甘いものが止まらなくなったり、疲れやすくなったりすることもあります。

さらに、腸内環境や肝臓の働きが低下すると、女性ホルモンの代謝がスムーズに行われず、不調につながる可能性も指摘されています。


「体質だから仕方ない」と諦めないで


もちろん、PMSには個人差があり、すべてを栄養だけで説明できるわけではありません。しかし、体に必要な栄養をしっかり補い、血糖値を安定させ、睡眠や生活習慣を整えることで、「以前より楽になった」と感じる方も少なくありません。

大切なのは、「毎月つらいのは当たり前」と我慢するのではなく、自分の体の状態を知り、少しずつ整えていくことです。

このシリーズでは、分子栄養学の視点から、PMSと栄養の関係を初心者にも分かりやすく解説し、毎日の生活で実践できる改善のヒントをご紹介していきます。


次回は、多くの方が悩む「生理前になると甘いものが止まらない理由」について、血糖値との関係から詳しく見ていきます。


八戸市のパーソナルジム、クアルトではPMSが少しでもラクになる食事をご提案しております。


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