イライラ・不安・気分の落ち込み…それは「脳の栄養不足」が関係しているかもしれません
「普段なら気にならないことなのに、生理前になると家族や職場の人にイライラしてしまう。」
「急に不安になったり、涙もろくなったりする。」
「何もやる気が起きず、気分が沈んでしまう。」
PMSでは、このような心の不調に悩まされる方が少なくありません。
一般的には「ホルモンバランスの影響」と説明されますが、分子栄養学では脳で働く神経伝達物質を十分に作れる栄養状態になっているかという点にも注目します。
気持ちをコントロールしているのは神経伝達物質
私たちの脳では、神経細胞同士が「神経伝達物質」と呼ばれる物質を使って情報をやり取りしています。
代表的なものには、
・セロトニン:心の安定や安心感に関わる
・ドーパミン:意欲ややる気、達成感に関わる
・GABA(ギャバ):興奮を抑え、リラックスを促す
などがあります。
これらがバランスよく働くことで、私たちは感情をコントロールし、落ち着いて日常生活を送ることができます。
しかし、生理前のホルモン変動に加え、これらの神経伝達物質が十分に作られない状態になると、イライラや不安、気分の落ち込みが強く現れやすくなるのです。
神経伝達物質の材料は「栄養」
神経伝達物質は自然に湧いてくるものではありません。
その材料となるのは、肉や魚、卵、大豆製品などに含まれる**タンパク質(アミノ酸)**です。
さらに、それらを神経伝達物質へ変換するためには、
・ビタミンB群
・鉄
・マグネシウム
・亜鉛
などのビタミン・ミネラルが欠かせません。
例えば、鉄は「貧血にならないための栄養素」というイメージが強いですが、実はセロトニンやドーパミンを作る過程でも重要な役割を担っています。
そのため、貧血と診断されていなくても、鉄が不足気味の状態では、気分の落ち込みや疲れやすさ、集中力の低下などが現れることがあります。
生理のある女性は栄養不足になりやすい
女性は毎月の月経によって鉄を失うため、男性よりも鉄不足になりやすいといわれています。
さらに、忙しさから食事を簡単に済ませたり、ダイエットで食事量を減らしたりすると、タンパク質やビタミンB群、マグネシウムなども不足しやすくなります。
すると、脳で必要な神経伝達物質が十分に作られず、生理前のホルモン変動に対応しにくくなる可能性があります。
つまり、「ホルモンの変化」があっても、それに負けない脳の働きを支える栄養が不足していることで、症状がより強く現れてしまうことがあるのです。
心だけでなく、体から整えるという考え方
もちろん、PMSの原因は一つではありません。
ストレスや睡眠不足、運動不足なども影響します。しかし、栄養状態を整えることは、脳が本来の働きを発揮するための土台づくりになります。
「気持ちの問題だから」と自分を責める必要はありません。
まずは毎日の食事で、タンパク質を十分に摂り、ビタミンやミネラルを意識して補うことが、PMS改善への大切な一歩です。
次回は、PMSの改善に役立つ可能性がある栄養素として、マグネシウム、ビタミンB6、鉄、亜鉛、ビタミンD、オメガ3脂肪酸などを取り上げ、それぞれが体の中でどのような役割を果たしているのかを詳しくご紹介します。
八戸市のパーソナルジム、クアルトでは現代人に多い栄養不足を解消したいと思っています。
CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning
住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205
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