鉄のはなし その1

【Day 1】:鉄分とは何か? その基本と役割



 鉄分は私たちの体に欠かせないミネラルであり、特に赤血球のヘモグロビンの構成成分として重要な働きをしています。


 ヘモグロビンは酸素を全身に運ぶ役割を持ち、鉄分が不足すると酸素供給が滞り、エネルギー産生が低下してしまいます。これにより、疲労感や息切れ、集中力の低下などの症状が現れることがあります。


 鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があります。


 ヘム鉄は肉類や魚介類に多く含まれ、吸収率が高いのが特徴。一方、非ヘム鉄は豆類や野菜に含まれ、吸収率は低めですが、ビタミンCと一緒に摂取することで吸収が促進されます。このため、食事の組み合わせが鉄分の効率的な摂取に影響を与えます。


 体内には鉄分の貯蔵システムがあり、その指標の一つが「フェリチン値」です。


 しかし、日本の一般的な健康診断ではフェリチン値の測定が行われることは少なく、自身の鉄の貯蔵状態を把握するのは難しいのが現状です。フェリチン値が低い場合、貧血の症状がなくても隠れた鉄不足があり、体の機能が十分に働いていない可能性があります。


次回は鉄分不足がもたらす影響について詳しく見ていきます。鉄分の役割を理解し、適切な摂取方法を知ることで、より健康的な生活につなげていきましょう。




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CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning

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