同じ1,500kcalでも違う? 血糖値とインスリンから考える
カロリーが同じなら結果も同じ?
前回は、カロリー制限でも体重を減らすことはできる、それでもケトジェニックをお勧めする理由についてお話ししました。
では、同じ1,500kcalを食べるなら、何を食べても身体への影響は同じなのでしょうか?
例えば、パンや麺、お菓子など糖質の多い1,500kcalと、肉、魚、卵、野菜、良質な脂質を中心とした1,500kcal。エネルギー量は同じでも、食後に身体の中で起こる反応は同じではありません。
その違いを考えるうえで重要なのが、血糖値とインスリンです。
インスリンは悪者ではない
糖質を食べると消化・吸収され、主にブドウ糖として血液中に入ります。すると血糖値が上昇し、膵臓からインスリンが分泌されます。
インスリンには、血液中のブドウ糖を筋肉などの細胞で利用しやすくしたり、肝臓や筋肉にグリコーゲンとして蓄えたりする重要な働きがあります。
ですから、インスリンそのものが悪いわけではありません。
問題になるのは、糖質の多い食事や間食が繰り返され、インスリンが分泌される時間が長くなりやすい食生活です。
インスリンが出ていると脂肪はどうなる?
インスリンにはもう一つ、ダイエットを考えるうえで重要な働きがあります。
それが、脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪の分解を抑える作用です。
体脂肪をエネルギーとして利用するためには、蓄えられた中性脂肪を脂肪酸などに分解して血液中へ送り出す必要があります。この脂肪分解にはホルモン感受性リパーゼなどが関係しています。
インスリンはこうした脂肪分解を抑える方向に働きます。
つまり、インスリンが高い状態では、身体は「蓄えた脂肪を取り出して使う」よりも、食事から入ってきた栄養を利用・貯蔵する方向へ傾きやすくなるのです。
ケトジェニックでは何が変わる?
ケトジェニックダイエットでは、糖質摂取量を大幅に減らします。
そのため食後の血糖上昇が小さくなりやすく、インスリン分泌も抑えやすくなります。インスリンが低い時間が増えることで、脂肪細胞から脂肪酸を動員し、エネルギーとして利用しやすい代謝環境になります。
さらに糖質が少ない状態が続くと、肝臓では脂肪酸からケトン体が作られ、それもエネルギー源として利用されるようになります。
これが、ケトジェニックの大きな特徴です。
カロリーとホルモン、両方を見る
ただし、「インスリンを抑えれば、カロリーをいくら摂っても痩せる」という意味ではありません。
糖質をほとんど食べなくても、脂質から大量のエネルギーを摂れば、体脂肪が必ず減るわけではありません。
大切なのは、適度なエネルギー赤字を作ることに加えて、脂肪を利用しやすい代謝環境を整えること。
だからこそ、ダイエットをカロリーだけで考えるのではなく、食後の血糖やインスリン、空腹感まで含めて考えることが重要なのです。
では、ケトジェニックにすると「お腹が空きにくくなる」といわれるのはなぜでしょうか?
次回は、「お腹が空くから続かない」を変えるケトの可能性について解説します。
八戸市のパーソナルジム、クアルトではインスリンを抑える食事方法をご指導しております。
CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning
住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205
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