第4回:鉄不足と起立性調節障害の関係
鉄不足は貧血だけの問題?
「鉄が足りないと“立ちくらみ”や“ふらつき”だけが起こると思っていませんか?」 実は鉄は、血液の酸素運搬だけでなく、脳や神経の働きにとっても欠かせない栄養素です。起立性調節障害の症状と鉄不足は密接に関わっており、子どもだけでなく大人にも影響を与えます。
脳のエネルギーと神経伝達に必要な鉄
鉄は赤血球のヘモグロビンを構成し、全身へ酸素を届ける役割を持ちます。酸素が不足すれば、脳も筋肉もエネルギーを作り出せなくなり、朝から体がだるい、動けないといった状態に直結します。さらに鉄は、脳内でセロトニンやドーパミンといった神経伝達物質を合成するのに必須の材料でもあります。不足すれば「やる気が出ない」「気分が落ち込む」といったメンタルの不調も重なりやすくなるのです。
成長期の子どもと大人の鉄不足
成長期の子どもは体の発達に大量の鉄を必要とするため、不足しやすい傾向があります。特に思春期の女子は月経の影響もあり、鉄不足が起こりやすくなります。一方、大人でも偏った食事や過度なダイエット、ストレスによる消化吸収の低下で鉄が不足することは少なくありません。「疲れやすい」「立ちくらみが続く」と感じる大人の中にも、隠れた鉄不足が背景にあるケースが多いのです。
分子栄養学からのアプローチ
分子栄養学では、血液検査での数値だけでなく、体の働きを見て「潜在的な鉄不足」を評価します。たとえ貧血と診断されなくても、フェリチン(貯蔵鉄)が低い場合は脳や神経の働きに影響が出ると考えられています。食事で鉄を多く含む肉や魚を意識して取り入れること、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収を高める工夫も重要です。
鉄不足を見逃さないことが大切
「朝起きられない」「集中できない」といった症状をただの“怠け”や“気分の問題”と決めつけず、鉄不足の可能性に目を向けることが改善の第一歩となります。
次回は、「糖質の摂りすぎが起立性調節障害を悪化させる理由」について解説します。
八戸市のパーソナルジム、クアルトでは鉄分の重要性をお伝えしています。
CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning
住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205
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