第1回:その疲れ、栄養不足かも?──エネルギー源の基本を知ろう
疲れがとれないのは練習のせい?それとも…
「最近ずっと疲れてる」「頑張ってるのにパフォーマンスが上がらない」──そんな悩みを抱えている中高生アスリートは少なくありません。もちろん練習量や睡眠の質も関係しますが、見落とされがちなのが“栄養”の視点です。 分子栄養学では、私たちの体は細胞レベルで常に“材料”と“エネルギー”を必要としていると考えます。どんなに筋トレをしても、エネルギー源と回復のための材料が不足していれば、結果は出にくくなるのです。
エネルギーの通貨「ATP」って何?
体を動かすためのエネルギーは、最終的に「ATP(アデノシン三リン酸)」という分子の形で使われます。これは、車で言えばガソリンのような存在。ATPを作り出すために必要なのが、糖質・脂質・たんぱく質の3大栄養素です。 糖質は短距離走のような瞬発系の運動に強く、脂質は長時間の有酸素運動でも燃焼できる“持久力タイプ”のエネルギー源。たんぱく質は主に筋肉や臓器の材料になりますが、栄養が不足していると代用的にエネルギーとしても使われてしまうことがあります。
「糖質だけ」ではエネルギー不足になる理由
部活やクラブチームで忙しい中高生は、手軽な炭水化物中心の食事に偏りがちです。ご飯・パン・麺類はすぐエネルギーになりますが、それだけでは**“質の良いATP”は作られにくい**のです。 特に重要なのが、ミトコンドリアという細胞内の“発電所”の存在。ここでは、脂質やたんぱく質がしっかり燃えてATPがたくさん作られます。脂質やビタミン・ミネラルが不足すると、ミトコンドリアがうまく働けず、慢性的な疲労感につながってしまうのです。
エネルギー産生の底力は「バランスの良さ」
ご飯やパンをやめなさい、という話ではありません。ポイントは、糖質・脂質・たんぱく質をバランスよく摂ること。また、エネルギーを作り出す過程ではビタミンB群、マグネシウム、鉄、亜鉛などの微量栄養素も重要です。 分子栄養学では「食べているのに元気が出ない」の背景に、栄養の偏りや不足が隠れていると考えます。エネルギーが“作れない体”では、どれだけ努力しても思ったような成果が出にくくなってしまいます。
次回予告 たんぱく質って筋肉だけの話じゃない!?
第2回では、筋肉の材料であるだけでなく、免疫力や回復力にも深く関わる「たんぱく質の本当の働き」についてお伝えします。
八戸市のパーソナルジム、クアルトでは栄養バランスを考えた食事指導をしています。
CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning
住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205
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