ピロリ菌のはなし 第5回

第5回 なぜピロリ菌で鉄欠乏が起きやすいの?


鉄不足とピロリ菌に関係があるの?


「鉄分が足りないのは食事のせい」と思っていませんか?もちろん食事内容も大切ですが、鉄を吸収できるかどうかは胃の環境に大きく左右されます。そして、ここにピロリ菌が深く関わっているのです。


胃酸と鉄吸収の仕組み


鉄には、動物性食品に多い「ヘム鉄」と植物性食品に多い「非ヘム鉄」があります。どちらも胃酸によってイオン化され、小腸で吸収されやすい形に変わります。ところがピロリ菌は胃酸を弱めてしまうため、鉄が吸収されにくくなります。特に非ヘム鉄は吸収率がもともと低いため、胃酸が不足するとほとんど体に入らなくなってしまうのです。


鉄欠乏がもたらす影響


鉄は血液中のヘモグロビンを作り、全身に酸素を運ぶ役割を担っています。不足すると「疲れやすい」「めまいがする」「顔色が悪い」といった典型的な症状が出ます。さらに、鉄は脳のドーパミンやセロトニンの合成にも必要で、不足すれば集中力低下や気分の落ち込みにもつながります。特に女性や子どもは鉄の需要が高いため、ピロリ菌による胃酸低下が鉄欠乏を深刻化させやすいのです。


栄養の連鎖的な不足


鉄欠乏が起こると、他の栄養素とのバランスも崩れます。例えば、鉄を使ったエネルギー産生が滞るとビタミンB群の需要が高まり、不足を招くことがあります。逆にビタミンCや銅、亜鉛が不足すると鉄の利用効率が下がるなど、栄養素同士のつながりが崩れるのです。ピロリ菌が一つのきっかけとなり、複数の栄養不足が連鎖していくことも少なくありません。


次回予告


次回は「分子栄養学で考えるピロリ菌対策」。除菌だけでなく、胃酸や栄養吸収を整えるアプローチについて解説します。  


八戸市のパーソナルジム、クアルトでは鉄欠乏を防ぐ食事をお勧めしています。


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CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning

住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205

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