第1回:うつ病は「心の問題」だけ?──脳と栄養の関係
「うつ病は心の弱さが原因だ」と聞いたことはありませんか?けれども、実際にはそんなに単純ではありません。分子栄養学の視点から見ると、うつ病は「心」だけの問題ではなく、「脳と体の栄養状態」が深く関わっているのです。
脳もエネルギー不足になる
私たちの脳は、体重のわずか2%ほどしかありませんが、消費するエネルギーは全体の約20%にのぼります。つまり、脳はとても燃費の悪い臓器。十分なエネルギーが供給されなければ、集中力が続かなかったり、気分が落ち込みやすくなったりします。エネルギーを作るには、糖質だけでなくビタミンやミネラル、脂質も必要です。どれか一つでも欠けると、脳はスムーズに働けなくなるのです。
栄養不足が心を揺らす
たとえば、鉄不足は脳への酸素供給を妨げ、慢性的な疲労感や抑うつ感につながります。ビタミンB群が不足すれば、脳のエネルギー代謝が滞り、やる気が出にくくなります。さらに、腸内環境が乱れると「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの産生にも影響が出ます。つまり、うつ病の背景には「脳と体の栄養バランスの乱れ」があるのです。
栄養から心を整える第一歩
もちろん、うつ病には心理的要因や生活習慣、遺伝など複数の要素が絡み合っています。そのため「栄養だけで治る」という単純な話ではありません。しかし、心の不調に栄養の視点を取り入れることで、改善への大きなヒントを得られるのです。まずは「栄養と心はつながっている」という事実を知ることが、最初の一歩になります。
次回予告
次回は「鉄不足が気分を落ち込ませる?──脳と酸素の関係」をテーマに、鉄とメンタルの深いつながりについてお話しします。
八戸市のパーソナルジム、クアルトでは心を整える食事をご提案しております。
CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning
住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205
NEW
-
10.Sep.2026
-
ガンについて【第3回...【第3回】肥満と炎症って関係があるの? 「炎症」と聞くと...09.Sep.2026
-
ガンについて【第2回...【第2回】私たちの体も「酸化」している? 切ったリンゴを...08.Sep.2026
-
ガンについて【第1回...【第1回】がんは「ある日突然」できるもの? 9月は「がん征...07.Sep.2026
-
それでもやっぱりケト...【第7回】「一生糖質20g以下」ではない。私が勧めるケトの...06.Sep.2026
-
それでもやっぱりケト...【第6回】 ケトジェニックで失敗する人の5つの共通点 「糖...05.Sep.2026
-
それでもやっぱりケト...【第5回】 ケトは「肉とバターだけ」ではない! ...04.Sep.2026
-
それでもやっぱりケト...「糖を燃やす」から「脂肪を使う」身体へ私たちの身体は糖質...03.Sep.2026