鬱のはなし 第7回

第7回:分子栄養学でできるセルフケアと医療との併用


「うつの改善には薬しかない」と思っていませんか?確かに薬は症状を和らげる大切な手段ですが、それだけでは十分でないこともあります。分子栄養学の視点を取り入れると、日常生活の中でできるセルフケアが見えてきます。これは医療を否定するものではなく、むしろ補い合う関係にあります。


栄養改善の基本ステップ


まず意識したいのは、土台を整えることです。鉄をしっかり確保することで脳に酸素が届きやすくなります。ビタミンB群を補えば、エネルギー不足でぼんやりする感覚が和らぐでしょう。さらに、腸内環境を整えることでセロトニンの産生が安定し、気分の落ち込みが軽くなることがあります。そしてオメガ3脂肪酸を取り入れることで、脳の細胞膜が柔軟に保たれ、感情の安定につながります。これらはどれも特別なことではなく、日常の食事で少しずつ積み重ねていけるものです。


栄養と生活習慣の相乗効果


栄養だけでなく、睡眠や運動も心の健康に欠かせません。しっかり眠ることで脳は修復され、軽い運動は血流を良くし、栄養を全身に届けやすくします。栄養と生活習慣は互いに補い合い、心と体の回復を後押ししてくれるのです。


医療とセルフケアを組み合わせる


うつ病は複雑で個人差が大きいため、医師の診断や治療を受けながら、自分でできることを積み重ねていくのが現実的です。薬を使いながらでも、食事や生活習慣を見直すことで回復を早めたり、再発を防いだりする可能性があります。


おわりに


この7回の連載を通じて、「心の不調は栄養とも深くつながっている」ということをお伝えしてきました。小さな一歩でも続けることが、やがて大きな変化につながります。あなたの心と体が少しずつ整っていくことを願っています。  


八戸市のパーソナルジム、クアルトでは普段の食事を大切に考えております。


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CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning

住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205

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