ICD-11で「成人の低栄養」が病気になった理由
「最近疲れやすくなったな…」
「朝起きるのがつらい…」
「集中力が続かない…」
そんな不調を感じたとき、「年齢のせいかな」「忙しいから仕方ない」と思っていませんか?
実はその不調、栄養不足が関係しているかもしれません。
2022年から運用が始まったWHO(世界保健機関)の病気分類「ICD-11」では、新たに「成人の低栄養」が診断コードとして認められました。
これは世界が、「栄養不足は単なる食事の問題ではなく、健康に大きな影響を与える医学的な問題である」と認めたことを意味しています。
ICD-11とは何でしょう?
ICDとは、世界中で使われている病気の分類表のことです。
医師や医療機関は、この分類を使って病気を診断し、統計を取り、治療方針を考えています。
つまりICDに登録されるということは、「医学的に重要な状態である」と世界的に認められたということです。
これまで低栄養は、高齢者や発展途上国の問題として考えられることが少なくありませんでした。
しかし近年の研究により、低栄養がさまざまな病気や不調の原因になることが分かってきたのです。
低栄養は思っているより身近です
「低栄養」と聞くと、痩せている人をイメージするかもしれません。
ところが現代では、太っていても低栄養という人が増えています。 例えば、
・パンや麺類が中心
・お菓子をよく食べる
・忙しくて食事を簡単に済ませる
・肉や魚をあまり食べない
という生活では、カロリーは足りていても体に必要な栄養素が不足しやすくなります。
特に不足しやすいのが、
・たんぱく質
・鉄
・亜鉛
・マグネシウム
・ビタミンB群 などです。
これらは体のエネルギーを作るために欠かせない栄養素です。
分子栄養学から見る低栄養
分子栄養学では、私たちの体は栄養素によって動いていると考えます。
体の中では毎日、エネルギーを作り、筋肉を修復し、ホルモンや神経伝達物質を作っています。
その材料となるのが栄養です。
どれだけ休んでも疲れが取れない人の中には、エネルギーを作る材料が不足しているケースも少なくありません。
車で例えるなら、エンジンは正常なのにガソリンが足りない状態です。
頑張ろうとしても、体が思うように動けなくなってしまいます。
不調の原因は栄養かもしれません
疲れやすい。
イライラする。
集中できない。
朝起きられない。
これらは単なる気合いや根性の問題ではなく、栄養状態が関係している可能性があります。
ICD-11で成人の低栄養が認められたことは、「まず栄養を見直そう」という世界からのメッセージとも言えるでしょう。
もしあなたが慢性的な不調を抱えているなら、年齢や体質だけで片付けず、毎日の食事を振り返ってみてください。
その不調の裏側に、低栄養が隠れているかもしれません。
次回予告
第2回は、 「現代人に増える“新型栄養失調” 」についてお話しします。
「体重はあるのに栄養不足」とはどういうことなのか、現代人に増えている意外な問題を分かりやすく解説していきます。
八戸市のパーソナルジム、クアルトでは低栄養について大勢の皆さんに知って貰いたく考えております。
CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning
住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205
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