汗と一緒に失われる「命を守るミネラル」
前回は、熱中症は単なる水不足ではなく、ミネラル不足やエネルギー不足も大きく関係していることをお伝えしました。
では、汗をかくことで私たちは何を失っているのでしょうか。
実は、汗とともに失われるミネラルは、体の機能を維持するために欠かせない重要な栄養素ばかりです。
ミネラルは体の「調整役」 ミネラルは体の中でわずかしか存在しませんが、神経や筋肉、心臓、血管などを正常に働かせるために必要不可欠な栄養素です。
中でも熱中症に深く関わるのが、ナトリウム、カリウム、マグネシウムです。
これらは細胞の中と外の水分バランスを保ち、神経伝達や筋肉の収縮をコントロールしています。
そのため汗で大量に失われると、体の調整機能が乱れ始めます。
ナトリウム不足で起こること
ナトリウムは体内の水分量を調整する重要なミネラルです。
不足すると血液量が減少し、脳や筋肉への酸素や栄養の供給が低下します。
すると、
・立ちくらみ
・頭痛
・倦怠感
・集中力低下
などが起こりやすくなります。
「水だけを大量に飲んでいるのに体調が悪い」という場合は、ナトリウム不足が関係していることも少なくありません。
カリウムとマグネシウムも重要
カリウムは細胞内の水分を維持し、筋肉や神経の働きを支えています。
不足すると、
・脱力感
・筋力低下
・不整脈 などが起こることがあります。
さらに分子栄養学で特に重要視されるのがマグネシウムです。
マグネシウムは300種類以上の酵素反応に関与し、ATP(エネルギー)を作るためにも欠かせません。
不足すると、
・足がつる
・まぶたがピクピクする
・疲れやすい
・頭痛が起こる
といった症状が現れやすくなります。
夏になると夜中に足がつる人が増えますが、その背景には汗によるマグネシウム不足が隠れていることがあります。
現代人はもともとミネラル不足
実は多くの人が夏になる前からミネラル不足気味です。
加工食品の増加や偏った食生活によって、マグネシウムやカリウムの摂取量は不足しがちです。
そこへ大量の発汗が加わることで、一気に熱中症リスクが高まります。
つまり、熱中症は「夏に突然起こる病気」ではなく、日頃の栄養状態の積み重ねが大きく影響しているのです。
ミネラルを補給するには
ミネラル補給というとスポーツドリンクを思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし本来は、味噌汁、魚介類、海藻、肉、卵、ナッツ類などから日常的に摂取することが理想です。
暑い季節ほど、しっかり食べることが熱中症予防につながります。
次回は、体温調節を支えるエネルギー工場「ミトコンドリア」と熱中症の関係について解説します。
八戸市のパーソナルジム、クアルトではミネラルの大切さをお伝えしております。
CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning
住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205
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