熱中症のはなし【第4回】 高齢者が熱中症になりやすい本当の理由

query_builder 2026/06/25
熱中症のはなし【第4回】 高齢者が熱中症になりやすい本当の理由

高齢者が熱中症になりやすい本当の理由


毎年、熱中症による救急搬送者の約半数以上を高齢者が占めています。

そのため、「高齢だから仕方がない」と考えられがちですが、実は年齢そのものよりも、加齢に伴う体の変化や栄養状態の悪化が大きく関係しています。

分子栄養学の視点から見ると、高齢者の熱中症リスクの背景には「低栄養」という問題が隠れていることが少なくありません。


のどの渇きを感じにくくなる


加齢に伴い、私たちの体は水分不足を感知する能力が低下していきます。

若い頃なら自然と「水を飲みたい」と感じていた状態でも、高齢者では渇きを感じにくくなることがあります。

その結果、気付かないうちに脱水が進み、熱中症のリスクが高まります。

特に室内で過ごしている場合、「汗をかいていないから大丈夫」と思い込みやすいことも問題です。

実際には、呼吸や皮膚からも常に水分は失われています。


筋肉量の減少が脱水を招く


体内の水分は主に筋肉に蓄えられています。

しかし加齢とともに筋肉量が減少すると、体内に貯蔵できる水分量も減少します。

つまり高齢者は、若い人よりも脱水になりやすい体になっているのです。

さらに筋肉量が少ないと体温調節能力も低下します。

暑さに対応する力が弱くなり、熱中症を起こしやすくなります。


タンパク質不足が体を弱らせる


筋肉の材料となるのはタンパク質です。

ところが高齢になると食が細くなり、肉や魚を食べる量が減る方が少なくありません。

その結果、

・筋肉量の減少

・免疫力の低下

・回復力の低下

が起こりやすくなります。

分子栄養学では、タンパク質不足は単なる筋力低下だけでなく、体温調節やエネルギー産生の低下にもつながると考えます。

暑さに負けない体を維持するためには、十分なタンパク質摂取が欠かせません。


注目される「成人の低栄養」


近年、低栄養は世界的にも大きな課題となっています。

2024年にはICD-11(国際疾病分類)に「成人の低栄養」が正式な診断項目として採用されました。

これは高齢者だけでなく、一般成人でも低栄養が健康に深刻な影響を及ぼすことが認識され始めたことを意味します。

熱中症もその一例です。

十分な水分を摂っていても、タンパク質やミネラル、ビタミンが不足していれば、暑さに対応する力は低下してしまいます。


熱中症予防は栄養改善から


高齢者の熱中症対策というと、水分補給やエアコンの使用が重視されます。

もちろんそれらは重要ですが、それだけでは十分ではありません。

毎日の食事でタンパク質やミネラルをしっかり補給し、筋肉量を維持することも熱中症予防の重要なポイントです。


次回は、熱中症リスクを高める「隠れ栄養不足」について詳しく解説します。


八戸市のパーソナルジム、クアルトでは高齢者こそ栄養不足になりがちでは?と危惧しております。


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CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning

住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205

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