熱中症を招く「隠れ栄養不足」とは?
「水分も摂っているし、塩分にも気を付けている。それなのに夏になると体調を崩してしまう。」
そんな方は、もしかすると“隠れ栄養不足”が関係しているかもしれません。
分子栄養学では、症状の背景にある栄養状態を重視します。
熱中症も単なる暑さや脱水だけではなく、体を守るための栄養素が不足していることで起こりやすくなると考えられています。
鉄不足は酸素不足を招く
鉄は赤血球の材料となり、全身へ酸素を運ぶ役割を担っています。
不足すると細胞に十分な酸素が届かなくなり、
・疲れやすい
・息切れしやすい
・頭痛が起こる
・集中力が低下する
といった症状が現れます。
特に女性や高齢者では鉄不足が珍しくありません。
夏になると「暑さのせいでだるい」と思われがちですが、実際には鉄不足が背景にあるケースも少なくないのです。
亜鉛不足で回復力が低下する
亜鉛は300種類以上の酵素の働きを助ける重要なミネラルです。
免疫機能やタンパク質合成、細胞修復にも関与しています。
不足すると、
・疲労感が抜けない
・食欲が低下する
・傷が治りにくい
・感染症にかかりやすい
などの症状が現れます。
暑さによるダメージから回復するためにも、亜鉛は欠かせない栄養素です。
ビタミンB群はエネルギー産生の要
前回お話ししたATPを作るために必要なのがビタミンB群です。
糖質や脂質、タンパク質をエネルギーに変換する際に欠かせません。
ビタミンB群が不足すると、
・疲れやすい
・朝起きられない
・集中力が続かない
・食欲が落ちる
といった状態になりやすくなります。
夏場に冷たい麺類や菓子パンなどに食事が偏ると、エネルギー源は摂れていてもビタミンB群が不足しやすくなります。
熱中症と間違えられることもある
鉄や亜鉛、ビタミンB群が不足すると、
・めまい
・頭痛
・倦怠感
・集中力低下
など、熱中症によく似た症状が現れます。
そのため、「熱中症だと思っていたら、実は慢性的な栄養不足だった」というケースもあります。
もちろん熱中症は命に関わる危険な状態ですが、その背景にある栄養状態を見直すことも大切です。
暑さに強い体は栄養から作られる
熱中症対策というと、水分補給や塩分補給ばかりが注目されます。
しかし、体温調節を行い、エネルギーを作り、暑さから回復するためには、鉄や亜鉛、ビタミンB群といった栄養素が必要です。
暑さに負けない体は、一朝一夕には作れません。
日々の食事の積み重ねこそが最大の熱中症対策なのです。
次回は、「スポーツドリンクだけで熱中症対策は十分なのか?」について考えていきます。
八戸市のパーソナルジム、クアルトでは水分補給以前の熱中症対策を考えています。
CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning
住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205
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