なぜ現代人はインスリンを出しすぎてしまうのか?
前回は、インスリンが血糖値を下げ、細胞へエネルギーを届ける大切なホルモンであることをお伝えしました。
では、なぜ現代では「インスリンの出すぎ」が問題になっているのでしょうか。
その答えは、私たちの食生活が、人類が長い年月をかけて適応してきた環境から大きく変わったことにあります。
人類の歴史では糖質は貴重な栄養だった
人類は約700万年の進化の歴史を持ちますが、そのほとんどを狩猟採集生活で過ごしてきました。
食べていたものは、肉や魚、卵、木の実、季節の野菜や果物などです。
現在のように白米やパン、麺類、お菓子、ジュースが毎日好きなだけ食べられる環境ではありませんでした。
そのため、血糖値が急激に上昇する機会は少なく、インスリンも必要なときだけ分泌されていたと考えられています。
現代は「インスリンを出し続ける環境」
ところが現在はどうでしょう。
朝はパンやシリアル、昼はラーメンや丼物、午後には甘いコーヒーやお菓子、夜はご飯や麺類、食後にはデザート。
さらにスポーツドリンクや清涼飲料水など、糖分を含む飲み物を口にする機会も少なくありません。
このような生活では、食べるたびに血糖値が上がり、そのたびにインスリンが分泌されます。
つまり、一日中インスリンが働き続ける状態になってしまうのです。
間食が多いほど膵臓は休めない
インスリンを分泌する膵臓にも休息は必要です。
しかし、お菓子や飴、甘い飲み物を少しずつ何度も口にしていると、膵臓はそのたびにインスリンを分泌し続けなければなりません。
「少しだけだから大丈夫」と思っている間食でも、回数が増えれば膵臓は休む時間を失ってしまいます。
食事の内容だけでなく、「何をどれくらいの頻度で食べるか」も健康には大きく関わっているのです。
現代病の背景にはインスリンの酷使がある
インスリンは本来、私たちを守るためのホルモンです。
しかし、糖質を過剰に摂り続ける生活では、毎日大量のインスリンが必要になります。
この状態が何年、何十年と続くことで、体は徐々に変化し、肥満や脂肪肝、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まっていきます。
まずは「インスリンを出しすぎない生活」を意識することが、健康への第一歩なのです。
次回は、「インスリンが太る原因?脂肪が増える本当の仕組み」をテーマに、なぜ糖質を摂り過ぎると脂肪が蓄積しやすくなるのか、そのメカニズムを分かりやすく解説します。
八戸市のパーソナルジム、クアルトではインスリンとの上手な付き合い方をご指導いたします。
CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning
住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205
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