糖質依存のはなし 【第3回】 なぜストレスがあると甘いものが欲しくなるのか?

query_builder 2026/07/29
糖質依存のはなし 【第3回】 なぜストレスがあると甘いものが欲しくなるのか?

なぜストレスがあると甘いものが欲しくなるのか?


「今日は仕事で疲れたから、ご褒美にスイーツを。」
「イライラすると、ついチョコレートに手が伸びてしまう。」
「夜になると無性に甘いものが食べたくなる。」

このような経験はありませんか?

実は、ストレスを感じたときに甘いものが欲しくなるのは、単なる気分の問題ではありません。分子栄養学では、ストレスによって体内で起こるホルモンの変化や栄養素の消耗が大きく関係していると考えます。


ストレスがかかると体は「戦闘モード」になる


私たちがストレスを受けると、副腎という臓器からコルチゾールというホルモンが分泌されます。

コルチゾールは「ストレスホルモン」とも呼ばれ、体を危険から守るために働きます。

例えば、昔の人類が猛獣に遭遇したとき、すぐに逃げたり戦ったりできるように、体内のエネルギーを素早く使える状態にする役割がありました。

しかし現代では、仕事、人間関係、育児、睡眠不足など、命の危険ではないストレスが何度も繰り返されます。そのたびに体は「非常事態だ」と判断し、エネルギーを確保しようとするのです。


脳は手っ取り早いエネルギーを求める


ストレス時にはエネルギー消費が増えます。

すると脳は、「すぐに使えるエネルギーが欲しい」と考えます。

その結果、最も手軽にエネルギーへ変えられる糖質を求めるようになります。

甘いお菓子やジュースを飲むと、一時的に血糖値が上がり、脳は安心感を得ます。また、ドーパミンなどの神経伝達物質も分泌されるため、「気分が少し楽になった」と感じることがあります。

しかし、この効果は長く続きません。

血糖値が下がると再びエネルギー不足となり、また甘いものが欲しくなるという悪循環に陥ってしまいます。


ストレスは栄養素も大量に消費する


分子栄養学では、ストレスそのものが栄養素を大量に消費する状態だと考えます。

例えば、

  • ビタミンB糖質や脂質をエネルギーに変えるために必要
  • マグネシウム神経の興奮を抑え、300種類以上の酵素反応を助ける
  • ビタミンC…副腎でコルチゾールを作るために大量に使われる
  • タンパク質ホルモンや神経伝達物質の材料になる

これらが不足すると、エネルギーを効率よく作れなくなり、さらに糖質に頼りやすい体になってしまいます。

つまり、「ストレスで甘いものが欲しくなる」のは、精神的な問題だけでなく、体の中の栄養不足が関係している可能性もあるのです。


睡眠不足も糖質依存を強める


実は、睡眠不足も糖質依存を悪化させる大きな要因です。

睡眠時間が短くなると、食欲を増やすホルモンであるグレリンが増え、満腹感を伝えるレプチンが減ることが知られています。

その結果、特に糖質や脂質の多い食品を食べたくなりやすくなります。

「寝不足の日ほど甘いものが欲しくなる」というのは、決して気のせいではありません。


ストレス対策は「心」だけでなく「栄養」も大切


ストレスを完全になくすことは難しいでしょう。

だからこそ大切なのは、ストレスに負けない体を作ることです。

十分なタンパク質を摂り、ビタミンB群やマグネシウム、ビタミンCなどをしっかり補給することは、エネルギー産生を支え、糖質への過度な欲求を和らげる助けになります。

また、質の良い睡眠や適度な運動も、ホルモンバランスを整え、糖質依存の改善につながります。


次回予告


糖質依存の背景には、ストレスだけでなく「栄養不足」そのものが隠れていることがあります。

次回は、「甘いものが欲しくなる人ほど不足している栄養素」をテーマに、タンパク質、鉄、マグネシウム、亜鉛、ビタミンB群などが糖質依存とどのように関係しているのかを詳しく解説します。


八戸市のパーソナルジム、クアルトではストレスに負けない食事をご提案しております。


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CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning

住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205

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