カロリーは足りていても「栄養不足」になる?
同じ1,500kcalなら同じ?
ダイエットでは「今日は何kcal食べたか」を気にする方は多いと思います。では、同じ1,500kcalなら、身体にとっても同じなのでしょうか?
例えば、菓子パンやお菓子、ジュースなどを中心に摂る1,500kcalと、肉、魚、卵、野菜などを組み合わせた1,500kcal。エネルギー量は同じでも、身体に入ってくる栄養素は大きく異なります。
分子栄養学では、単に「何kcal摂ったか」だけではなく、そのカロリーと一緒に、身体を働かせるための栄養素をどれだけ摂れたかを重視します。
身体はカロリーだけでは動かない
私たちの身体では、毎日たくさんの化学反応が起こっています。
食べた糖質や脂質をエネルギーとして利用するにも、さまざまな酵素が働き、その反応をビタミンやミネラルが支えています。
例えばビタミンB群はエネルギー代謝に関わり、鉄は酸素の運搬などに、マグネシウムはATPを利用する多くの反応に関係します。亜鉛も数多くの酵素の働きに必要です。
つまり、カロリーを摂取していても、それを身体の中で利用する仕組みには多くの栄養素が必要なのです。
食事量を減らすほど難しくなる
ここでカロリー制限の難しさが出てきます。
例えば、これまで2,000kcal食べていた人が1,200kcalまで減らしたとします。単純に食事量を4割減らせば、食品から摂っていたタンパク質やビタミン、ミネラルまで一緒に減ってしまう可能性があります。
特に、パンや麺類だけで簡単に済ませたり、「低カロリーだから」という理由だけで食品を選んだりすると、摂取エネルギーは抑えられても栄養密度の低い食事になりかねません。
だからこそ、食べられる量が少ない減量中ほど、食品選びが重要になります。
大切なのは「栄養密度」
そこで覚えておきたいのが、栄養密度という考え方です。
同じカロリーでも、タンパク質やビタミン、ミネラルなどを豊富に含む食品を選べば、限られたエネルギーの中でも必要な栄養素を確保しやすくなります。
肉、魚、卵、乳製品、大豆製品、野菜、海藻など、さまざまな食品を組み合わせることがその基本になります。
「減らす」だけがダイエットではない
ダイエットというと、「ご飯を減らそう」「脂質を減らそう」「食事量を減らそう」と、どうしても引き算ばかりになりがちです。
しかし、良い栄養状態を維持しながら痩せるなら、
「何を減らすか」だけでなく、「何をしっかり食べるか」
という視点が欠かせません。
カロリーだけでは、食事の「質」までは分からないのです。
では、せっかく摂った栄養素は、身体の中でどのようにエネルギーへ変わるのでしょうか?
次回は、「食べないほど代謝が落ちる? ミトコンドリアとダイエット」について解説します。
八戸市のパーソナルジム、クアルトではしっかり食べるダイエットをご指導しております。
CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning
住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205
NEW
-
08.Sep.2026
-
ガンについて【第1回...【第1回】がんは「ある日突然」できるもの? 9月は「がん征...07.Sep.2026
-
それでもやっぱりケト...【第7回】「一生糖質20g以下」ではない。私が勧めるケトの...06.Sep.2026
-
それでもやっぱりケト...【第6回】 ケトジェニックで失敗する人の5つの共通点 「糖...05.Sep.2026
-
それでもやっぱりケト...【第5回】 ケトは「肉とバターだけ」ではない! ...04.Sep.2026
-
それでもやっぱりケト...「糖を燃やす」から「脂肪を使う」身体へ私たちの身体は糖質...03.Sep.2026
-
それでもやっぱりケト...【第3回】 「お腹が空くから続かない」を変えるケトの可...02.Sep.2026
-
それでもやっぱりケト...同じ1,500kcalでも違う? 血糖値とインスリンから考えるカ...01.Sep.2026