ガンについて【第5回】「腸活」はがん予防にも関係する?

query_builder 2026/09/11
ガンについて【第5回】「腸活」はがん予防にも関係する?

【第5回】「腸活」はがん予防にも関係する?


「腸内環境を整えましょう」という言葉をよく耳にするようになりました。

便秘改善や美容のため、というイメージを持っている方も多いかもしれません。

しかし、腸は食べ物を消化・吸収するだけの場所ではありません。多くの腸内細菌が生息し、私たちが食べたものを利用して、さまざまな物質をつくっています。

そして食生活は、大腸がんの予防を考えるうえでも重要なポイントです。


食物繊維は「腸内細菌の食事」


野菜、豆類、海藻、きのこなどに含まれる食物繊維の中には、人間の消化酵素では十分に分解できないものがあります。

「消化できないなら、必要ないのでは?」と思うかもしれません。

ところが、その一部を利用するのが腸内細菌です。

腸内細菌が発酵することで、「短鎖脂肪酸」と呼ばれる物質がつくられます。

代表的なものが、酢酸、プロピオン酸、そして「酪酸」です。


酪酸は大腸の細胞のエネルギー源


短鎖脂肪酸の中でも注目したいのが酪酸です。

酪酸は大腸の正常な上皮細胞にとって重要なエネルギー源の一つであり、腸のバリア機能や免疫反応の調節などにも関係しています。

食物繊維を十分に摂ることは便通を整えるだけではなく、こうした腸内細菌の代謝を通して腸内環境に影響を与えているのです。

実際、食物繊維を多く含む食品の摂取は、大腸がんのリスク低下との関連が示されています。

「腸活」とは、単にヨーグルトを食べることではありません。腸内細菌に何を届けるかという視点も大切なのです。


「何を食べないか」も考えてみよう


一方、がん予防では「何を食べるか」だけでなく、「何を食べ過ぎないか」も重要です。

特にハム、ソーセージ、ベーコンなどの加工肉は、大腸がんのリスクとの関連が指摘されています。また、赤肉についても大量に摂り続ける食生活は避けたほうがよいと考えられています。

だからといって、「肉は食べてはいけない」と極端に考える必要はありません。

大切なのは、特定の食品だけに偏らず、野菜やきのこ、海藻、豆類など、さまざまな食品を組み合わせることです。


腸内環境も毎日の食事から


私たちは、自分の体だけに食事をしているわけではありません。

毎日の食事は、腸内に暮らす細菌にも届いています。

分子栄養学の視点から見ると、「何を食べるか」は「腸内細菌に何をつくらせるか」にもつながっているのです。

がん予防のためにも、まずは毎日の食卓に食物繊維を含む食品を少しずつ増やしてみましょう。


次回は、DNAの合成や修復、免疫、抗酸化システムなどを支える「ビタミン・ミネラル」と、がん予防について考えていきます。


八戸市のパーソナルジム、クアルトでは腸内環境を考慮した食事指導をしております。


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CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning

住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205

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