【第6回】ビタミン・ミネラルは何をしている?
「健康のためにビタミンを摂りましょう」と言われても、なぜ必要なのかまで考える機会は少ないかもしれません。
ビタミンやミネラルは、体をつくる主材料ではありません。しかし、体内で起こるさまざまな化学反応を支える重要な役割を担っています。
DNAの合成や修復、エネルギー産生、免疫機能、抗酸化システムなどにも、多くのビタミン・ミネラルが関わっています。
分子栄養学では、こうした**「栄養素が細胞の中で何をしているのか」**という視点を大切にします。
DNAをつくるためにも栄養が必要
私たちの細胞は、常に新陳代謝を繰り返しています。
新しい細胞をつくるときにはDNAを正しく複製しなければなりません。その過程には葉酸やビタミンB12、ビタミンB6などが関係しています。
だからといって、これらを大量に摂ればがんを防げるという意味ではありません。
大切なのは、体の正常な働きに必要な栄養素を不足させないことです。
体自身の「防御システム」を支える
第2回では、活性酸素から体を守る「抗酸化酵素」についてお話ししました。
例えばSODには銅、亜鉛、マンガンが、グルタチオンペルオキシダーゼにはセレンが関係しています。
また、亜鉛はDNA合成や修復、免疫機能にも関わる重要なミネラルです。
つまり私たちの体には、もともと細胞を守る仕組みが備わっています。その仕組みを働かせるためにも、さまざまな栄養素が必要なのです。
ビタミンDと免疫の関係
近年注目されている栄養素の一つがビタミンDです。
ビタミンDは骨の健康だけでなく、免疫機能や細胞の増殖・分化にも関係しています。血中ビタミンD濃度と一部のがんとの関連についても研究が続けられています。
ただし、ビタミンDのサプリメントを大量に摂れば、がんを予防できると証明されているわけではありません。
ここは混同しないことが大切です。
「たくさん摂る」より「不足させない」
分子栄養学というと、サプリメントを思い浮かべる方もいるでしょう。
しかし、がん予防のために特定のビタミンやミネラルを大量摂取することはおすすめできません。栄養素によっては、過剰摂取による健康リスクもあります。
まず意識したいのは、肉、魚、卵、野菜、海藻、きのこなど、さまざまな食品から必要な栄養素を摂ることです。
大切なのは「この栄養素ががんを防ぐ」と考えるのではなく、細胞が本来の働きをするための材料を不足させないこと。
次回はいよいよ最終回です。
これまでの内容を踏まえて、今日から実践できる「がんになりにくい生活習慣」を具体的に考えてみましょう。
八戸市のパーソナルジム、クアルトでは栄養を充実させることで本当の健康を目指しています。
CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning
住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205
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