【第2回】「バランスの良い食事」だけでは足りない理由
「健康のためには、バランスの良い食事を心がけましょう」
一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか。
もちろん、特定の食品だけに偏らず、さまざまな食品から栄養を摂ることは大切です。
しかし、ここで一つ疑問があります。
同じ食事をしていれば、誰でも同じように健康になれるのでしょうか?
分子栄養学では、ここに「個体差」という重要な視点を加えて考えます。
必要な栄養量は人によって違う
たとえば、同じ年齢の二人が同じ食事をしたとしても、その栄養状態がまったく同じになるとは限りません。
体格や性別、運動量はもちろん、睡眠不足やストレスの程度、消化・吸収の状態などによっても、必要となる栄養素や体内での利用のされ方は変わってきます。
激しい運動をしている人と、ほとんど運動をしない人。
毎日ぐっすり眠れている人と、睡眠不足が続いている人。
同じ食事をしていても、体が置かれている状況は違います。
だからこそ、「みんなにとっての正解」だけではなく、「自分の体にとって十分なのか?」という視点が必要なのです。
食べた量=体が使える量ではない
もう一つ大切なのが、消化と吸収です。
どれだけ栄養価の高い食品を食べても、それを消化し、腸から吸収して、体の中で利用できなければ十分とはいえません。
つまり栄養を考えるときは、
「何を食べたか」
だけではなく、
「食べたものを体がきちんと利用できているか」
まで考える必要があります。
食事内容だけを見て「これだけ食べているから大丈夫」と判断できない理由がここにあります。
体からのサインにも目を向けよう
「疲れやすい」「朝起きるのがつらい」「集中力が続かない」「肌や髪の調子が気になる」。
こうした不調にはさまざまな原因があるため、栄養不足だけで説明することはできません。
ただし、毎日の食生活や栄養状態を振り返るきっかけにはなります。
健康診断の数値だけではなく、普段の体調や生活習慣にも目を向けながら、食事を考えていくことが大切です。
「バランス」から「自分に必要な栄養」へ
食生活改善というと、「野菜を食べる」「腹八分目にする」といった共通のルールを考えがちです。
しかし、年齢も生活も体の状態も一人ひとり違います。
だからこそ、食生活改善で大切なのは、一般的な「バランスの良い食事」を基本にしながら、自分に必要な栄養を考えることです。
あなたの食事は、「一般的に良い食事」になっているだけでしょうか。
それとも、今のあなたの体が必要としている栄養まで満たせているでしょうか。
次回は、「しっかり食べているのに疲れる」という身近な悩みから、食べ物をエネルギーに変える「ATP」と栄養素の関係について考えていきます。
八戸市のパーソナルジム、クアルトでは栄養に関する常識をアップデートいたします。
CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning
住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205
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