【第6回】脳を働かせるのは糖質だけじゃない―タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル
「脳を使うときには甘いものを食べたほうがいい」
そう考えている方は多いかもしれません。
確かにブドウ糖は脳の重要なエネルギー源です。しかし、脳が正常に働くために必要なのは糖質だけではありません。
タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなど、さまざまな栄養素が協力して脳の働きを支えています。
タンパク質は脳にも欠かせない
筋肉のイメージが強いタンパク質ですが、脳にとっても大切な栄養素です。
タンパク質を構成するアミノ酸の一部は、セロトニンやドーパミンなど神経伝達物質を作る材料になります。
肉、魚、卵、大豆製品などを極端に避けていると、必要なタンパク質を十分に摂れないことがあります。
特に高齢になると食事量そのものが減りやすいため、意識して確保したい栄養素です。
脂質は脳の大切な構成成分
「脂質=太る」と避けていませんか?
実は脳は脂質を豊富に含む臓器です。神経細胞の膜などにも脂質が使われています。
なかでも魚に含まれるDHAやEPAなどのオメガ3系脂肪酸は、脳や心血管系の健康との関連から研究されてきました。
大切なのは脂質を一括して悪者にするのではなく、魚などを含め、食事全体のバランスを考えることです。
エネルギー産生を助けるビタミンB群
前回までに、脳が働くためにはATPというエネルギーが必要だとお話ししました。
そのエネルギーを作る代謝の過程では、ビタミンB群が重要な役割を果たします。
また、ビタミンB12や葉酸などは神経機能や血液を正常に保つためにも必要です。
特にビタミンB12不足では、貧血だけでなく神経症状や認知機能の変化が現れることもあります。
ミネラルも忘れてはいけない
マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルも、エネルギー産生や酵素反応、神経機能などに関わっています。
重要なのは、「認知症には○○というサプリメント」と一つの栄養素だけを見ることではありません。
栄養素は体内で互いに関係しながら働いているからです。
これが、分子レベルで栄養を考える際に忘れたくない視点です。
「糖質を減らす」だけでは不十分
糖質制限を実践するときにも注意が必要です。
ご飯やパンを減らしただけで、肉や魚、卵、野菜などを十分に食べなければ、単なる「食事量の減少」になってしまいます。
特に高齢者では、低栄養や筋肉量の低下にも注意しなければなりません。
大切なのは、何を減らすかだけではなく、何をしっかり食べるか。
脳の健康を守る食事も、この視点から考えてみましょう。
次回はいよいよ最終回です。
「今日から始める脳を守る食生活―糖質制限をどう取り入れる?」をテーマに、これまでの6回を実際の食生活に落とし込む方法をご紹介します。
八戸市のパーソナルジム、クアルトでは脳を元気に働かせる食事を推奨しております。
CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning
住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205
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