ストレスがPMSを悪化させる本当の理由―栄養との深い関係とは?
「忙しい月ほどPMSがつらい。」
「寝不足が続くと、生理前のイライラがひどくなる。」
「仕事や人間関係でストレスが多いと、症状が重くなる気がする。」
このように感じたことはありませんか?
実は、この感覚は気のせいではありません。
分子栄養学では、ストレスは単なる「心の問題」ではなく、栄養を大量に消費し、ホルモンや血糖値のバランスに影響を与える身体的な出来事と考えます。
そのため、ストレスが続くほどPMSが悪化しやすくなる可能性があるのです。
ストレスを受けると「コルチゾール」が分泌される
私たちはストレスを受けると、副腎という臓器からコルチゾールというホルモンが分泌されます。
コルチゾールには、血糖値を維持したり、炎症を調整したりする大切な役割があります。
短期間であれば、私たちがストレスに対応するために欠かせないホルモンです。
しかし、仕事の忙しさや睡眠不足、人間関係の悩みなどでストレスが長期間続くと、コルチゾールが過剰に分泌されやすくなり、体への負担が大きくなります。
ストレスはビタミンやミネラルを消耗する
コルチゾールを作るためには、多くの栄養素が必要です。
特に、
・ビタミンC
・マグネシウム
・ビタミンB群
などは、ストレスが多いほど消費されやすいと考えられています。
これらの栄養素は、神経伝達物質の合成やエネルギー産生にも必要です。
つまり、ストレスが続くことで栄養不足が進み、その結果としてイライラや疲労感、気分の落ち込みがさらに強くなるという悪循環が生まれてしまうのです。
ストレスは血糖値も乱しやすくする
コルチゾールには血糖値を上げる働きがあります。
これは、緊急時に脳や筋肉へエネルギーを届けるための大切な反応ですが、慢性的なストレスでは血糖値が乱れやすくなります。
血糖値が不安定になると、
・甘いものが欲しくなる
・イライラしやすい
・集中力が続かない
・疲れやすい
といった症状が現れやすくなります。
これらはPMSの症状とも重なるため、「ストレスでPMSが悪化した」と感じる一因になっている可能性があります。
睡眠不足もストレスの一つ
ストレスというと精神的なものを思い浮かべがちですが、体にとっては睡眠不足も大きなストレスです。
睡眠が不足すると、自律神経のバランスが乱れ、炎症が起こりやすくなるだけでなく、食欲を調整するホルモンにも影響を及ぼします。
その結果、生理前に食欲が増したり、甘いものを食べ過ぎたりしやすくなります。
忙しいときほど睡眠時間を削ってしまいがちですが、PMSを改善したいのであれば、まず睡眠を見直すことも重要な栄養対策の一つといえるでしょう。
「ストレスをなくす」より「ストレスに強い体」をつくる
私たちは、ストレスそのものを完全になくすことはできません。
しかし、栄養状態を整え、血糖値を安定させ、十分な睡眠をとることで、ストレスに対応しやすい体づくりを目指すことはできます。
分子栄養学では、「ストレスを受けない生活」を目指すのではなく、「ストレスがあっても揺らぎにくい体内環境を整える」ことを大切にします。
PMSは、ホルモンだけで決まるものではありません。
日々の食事や生活習慣、そして体に十分な栄養があるかどうかが、症状の感じ方に大きく関わっている可能性があります。
次回はいよいよ最終回です。これまでお伝えしてきた内容をもとに、今日から始められる「PMS改善のための7つの生活習慣」をご紹介します。毎日の小さな積み重ねが、未来の体を変える第一歩になるかもしれません。
八戸市のパーソナルジム、クアルトではストレスに負けない食事をお勧めしています。
CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning
住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205
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