【第3回】血糖値の乱高下が脳にも影響?糖質とインスリンを考える
「甘いものを食べると、頭が働く」
そんなイメージを持っていませんか?
確かにブドウ糖は、脳が利用できる重要なエネルギー源です。しかし、だからといって糖質をたくさん摂れば脳に良い、というわけではありません。
認知症と食生活を考えるうえで注目したいのが、血糖値とインスリンです。
糖質を食べると何が起こる?
ご飯、パン、麺類、お菓子などに含まれる糖質は、消化・吸収されると主にブドウ糖となり、血液中に入ります。
すると血糖値が上昇し、膵臓から「インスリン」というホルモンが分泌されます。
インスリンには、血液中のブドウ糖を細胞で利用・貯蔵できるようにする重要な働きがあります。
問題になるのは、インスリンそのものではなく、高血糖や過剰なエネルギー摂取などが長期間続く生活です。
「インスリン抵抗性」とは?
インスリンが分泌されているのに、その作用が十分に発揮されにくくなった状態を「インスリン抵抗性」と呼びます。
すると体は血糖値を下げようとして、より多くのインスリンを必要とするようになります。
こうした状態が続くことは、2型糖尿病だけでなく、心血管疾患などさまざまな健康問題につながります。
そして現在、糖尿病が認知症のリスク上昇と関連することも知られています。
つまり、血糖管理は将来の脳の健康を考えるうえでも重要なのです。
アルツハイマー病は「3型糖尿病」?
「アルツハイマー病は3型糖尿病だ」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
これは正式な病名ではありません。
アルツハイマー病では、脳のインスリンシグナルや糖代謝の変化がみられることから、その関係を強調するために研究分野で使われてきた表現です。
ただし、「糖質を食べるとアルツハイマー病になる」「糖質制限をすれば認知症を予防できる」という意味ではありません。
認知症には加齢、遺伝的要因、血管の状態、生活習慣など多くの要素が関係しています。
大切なのは「糖質ゼロ」ではない
では、今日から糖質をすべて抜けばよいのでしょうか?
そう単純ではありません。
まず見直したいのは、砂糖を多く含む飲料やお菓子などに偏った食生活、食べ過ぎ、運動不足など、血糖管理を悪化させやすい習慣です。
そして、タンパク質や良質な脂質、ビタミン、ミネラルなども十分に摂りながら、血糖値が安定しやすい食生活を考えていくことが大切です。
では、糖質を減らしたとき、脳はエネルギー不足にならないのでしょうか?
実は私たちの脳には、ブドウ糖以外にも利用できるエネルギー源があります。
次回は、「脳はブドウ糖しか使えない?ケトン体というもう一つのエネルギー源」について解説します。
八戸市のパーソナルジム、クアルトでは血糖値の乱高下を防ぐ食事をお勧めしております。
CUARTO(クアルト)Total Body Conditioning
住所:青森県 八戸市 類家 1丁目1番5号 メルヴェイユM205
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